株式会社STANDAGE 足立社長インタビュー──足立社長がブロックチェーンで挑む“中小企業の海外進出”

みなさんこんにちは!
今回のインタビューでは、ブロックチェーン技術を活用し中小企業の海外進出を支援する、株式会社STANDAGEの足立社長にお話を伺いました!
前半では、理系出身の社長が商社を経て起業に至った経緯や、設立当初の苦労を掘り下げ、後半では、『おまかせ貿易』や新しい貿易決済システムなど、現在の経営戦略や未来に向けたビジョンについて語っていただきます。
社長が語る挑戦の軌跡と未来への展望を、ぜひ動画でチェックしてみてください!
目次
足立社長のプロフィール
足立 彰紀(あだち あきのり)
大分県出身。九州工業大学を卒業後、九州大学大学院に進学し、DNA複製の研究に取り組みました。2009年、伊藤忠商事に入社し、医薬系事業部にてジェネリック医薬品の原料調達や品質管理、レギュレーション対応、製造移管など、海外の製薬関連プロジェクトを幅広く携わりました。
その後、ブロックチェーン技術の可能性に惹かれ、2017年に株式会社STANDAGEを設立しました。起業当初は困難も多くありましたが、現在は『おまかせ貿易』という独自サービスを通じて、日本の中小企業の海外進出を支援しています。2020年には空手を始め、国際大会で入賞するなど、常に挑戦を続ける経営者です。
インタビューで見えた足立社長の経営哲学
起業・経営者を志したきっかけ
足立社長が経営の道に進んだ背景には、「すべての国が、すべてのものに平等にアクセスできる世界を実現したい」という強い想いがありました。
幼少期から商売を営む祖母の背中を見て育ち、「金を稼ぎきらな、つまらんぞ」という言葉が強く記憶に残ったと語ります。大学ではDNA複製の研究に取り組みましたが、就職を考える時期に経営という選択肢に気づきます。
「商社は経営を学べる」と知り、理系からの転身を決意して伊藤忠商事に入社しました。国際ビジネスの現場で経験を積む中で、ブロックチェーン技術に出会いました。国際送金が難しい地域との貿易に課題を感じ、ブロックチェーンに可能性を感じていた折、知人の社長から「自分でやってみたら?」と背中を押されたことで、起業を決意し、2017年に株式会社STANDAGEを創業しました。
経営者としての挑戦と組織改革
創業当初、足立社長が直面した最大の課題は「仕事がない」ことでした。プロダクトも顧客もなく、資金調達の知識もほとんどない状態で、まさにゼロからの出発でした。当時はカフェで作業を続け、近所の人から心配されることもあったと語ります。
また、中小企業の経営者にブロックチェーンシステムを紹介した際、「そもそも貿易ができていない」という声を受け、地方の中小企業では、貿易人材の確保が難しく、大手商社からも相手にされないという現実に直面していたのです。
その課題に応えるため、ブロックチェーン技術を活かしながら、貿易業務をまるごと支援する『おまかせ貿易』という新たなモデルを立ち上げました。
また、「無理して体調を崩してしまったら、会社全体に迷惑がかかる」という考えから、足立社長は現在も土曜日は徹底的に体を整える“メンテナンスの日”とし、「体を整えることも経営の一部」と語り、長期的な視点での自己管理を重視している点も印象的でした。
現在の事業と未来への展望
現在、STANDAGEが力を入れているのが『おまかせ貿易』と、ブロックチェーンを活用した「新貿易決済システム」の開発です。
発展途上国での送金インフラ不足や手数料問題をブロックチェーンで解決し、これまで貿易に参入できなかった中小企業の支援を実現しています。
「BtoB領域で本当に使えるブロックチェーンアプリケーションは、まだ存在しない。だからこそ、自分たちが“ファーストプロバイダー”として出していきたい」と語られました。将来的には、大企業にも技術を提供し、業界のデジタル化を推進したいと考えています。その中で、日本の中小企業と新興国との架け橋として、社会的な役割も果たしていくことを目指しています。
若者へのメッセージ
最後に、これから社会に出る若者に向けて、足立社長からのメッセージをいただきました。
「失敗を恐れないでほしい。やりたいことは最初から決まっていなくても大丈夫。とにかく何かをやってみることが大切です」。
また、「自分が本当に好きなこと、心が動くものを、年齢を重ねても持ち続けてほしい」とも語ります。
学生時代の“何でもできる”感覚を、大人になっても忘れずに挑戦し続けることが、人生を豊かにする鍵になる——そんな力強いメッセージが心に残りました。
まとめ
足立社長の挑戦は、単なる経営戦略ではなく、「すべての国が、すべてのものに平等にアクセスできる世界を実現したい」という信念を体現するプロセスそのものでした。
技術を手段として捉え、それをどう社会に役立てるかを真摯に考える姿勢が印象的でした。ブロックチェーンを用いて、新興国や中小企業の課題解決に挑む姿は、テクノロジーの可能性と情熱を両立させているように感じられました。
また、「積み上げていった努力というのが一番強い」という価値観は、私たち学生にとっても大きな学びとなりました。
ひ、足立社長のリアルな経営哲学を動画でチェックしてみてください!
インタビュー動画
前半動画
後半動画
最後に
インタビューを通じて、足立社長の「すべての国が、すべてのものに平等にアクセスできる世界を実現したい」という強い想いや、その実現のために挑戦を続ける覚悟を感じることができました。
特に印象的だったのは、「積み上げていった努力というのが一番強い」という言葉です。
これは、社会に出る私たちが、何を基準に行動していくべきかを教えてくれる、大切なヒントでもあると思います。
ぜひ動画で、足立社長の熱い想いを感じてみてください!
貴重なお話をいただき、ありがとうございました!
株式会社STANDAGEの詳細についてはこちら!
↓ ↓ ↓
会社概要
会社名:株式会社STANDAGE
所在地:〒105-0011 東京都港区芝公園1-6-7 住友不動産ランドマークプラザ3F
代表者:足立 彰紀
設立年:2017年
事業内容:ブロックチェーン・AI技術を基盤とした、デジタル貿易プラットフォームの開発・提供
URL:https://wp.standage.co.jp/
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