家業を継ぐ決意と挑戦 一休庵の上川社長

みなさんこんにちは!
滋賀県に本社を構える株式会社一休庵は、飲食店の運営と豆腐関連商品の製造・販売を手がける企業です。京都市を中心に、焼肉や和食など多様な業態の飲食店を展開し、独自の社内イベント「一休庵アワード」などの取り組みも行っています。
今回のインタビューでは、二代目社長である上川悟史氏に、経営者としての考え方や会社の未来展望について伺いました。学生時代は家業を継ぐことを意識していなかったという上川社長が、どのようにして経営者の道を歩むことになったのか。その背景と哲学を探ります。
目次
上川社長のProfile
上川悟史氏は、滋賀県彦根市の南に位置する甲良町で生まれ育ちました。幼少期は自然豊かな環境の中で、友人と野球や虫取りをして過ごした活発な少年でした。
学生時代は「家業は継がない」と決意し、大学では法学を専攻。当初は飲食業とは無縁のキャリアを歩むつもりでしたが、社会人としての経験を積む中で価値観が変化。最終的には家業である一休庵を継ぐ決意を固め、二代目社長として会社を率いることになりました。
現在は、経営の効率化や従業員の働きやすさを追求しながら、会社の発展に努めています。
インタビューで見えた上川社長の経営哲学
起業・経営者を志したきっかけ
上川社長は、もともと家業を継ぐつもりはなく、飲食業界に対してネガティブな印象を持っていました。幼少期から両親の仕事ぶりを見て「飲食業は大変そうだ」と感じていたからです。そのため、大学時代は経営や経済を避け、法学部に進学。しかし、社会に出て様々な経験を積む中で、家業に対する見方が変わりました。
「家業に関わることで、自分が社会にどんな価値を提供できるのかを考えるようになった」と語る上川社長。家業の可能性を再認識し、最終的に二代目社長として経営を担うことを決意しました。
経営課題と挑戦
上川社長が経営を引き継いだ際、社内には「店舗ごとの一体感の欠如」という課題がありました。飲食店は各地に点在しているため、従業員同士のつながりが希薄になりがちです。その結果、店舗間の協力が生まれにくく、助け合う文化が根付いていませんでした。
この課題を解決するために導入したのが「一休庵アワード」です。これは、各店舗が共通のテーマに取り組み、その成果を発表し合うイベント。優れた店舗には表彰があり、社員同士の交流を深める目的も兼ねています。
さらに、単なる発表会にとどまらず、運動会などのイベントを取り入れることで、従業員同士の距離を縮める仕組みを確立。現在では、店舗を越えた人間関係が生まれ、従業員同士が気軽に相談し合える環境が整っています。
現在の事業と未来の展望
株式会社一休庵は、焼肉や和食を中心とした飲食業のほか、豆腐関連商品の製造・販売も行っています。特に、食の安全や品質にこだわり、「お客様に本当に美味しいものを提供する」ことを企業理念としています。
今後は、より一層のブランド価値向上を目指し、新しい飲食業態の開発にも力を入れていくとのこと。また、従業員の働きやすさを重視し、職場環境の改善にも積極的に取り組んでいく考えです。
若者へのメッセージ
最後に、上川社長はこれから社会に出る若者へ向けて、次のようなメッセージを送っています。
「何かを選ぶ時に、最初から『これはやりたくない』と決めつけず、色々な経験をしてみてほしい。僕自身、飲食業は絶対にやらないと思っていたけど、やってみるとやりがいを感じるようになった。新しい環境に飛び込むことで、自分の可能性はどんどん広がる。」
まとめ
これまでのインタビューを通じて、一休庵社長の経営哲学がどのように形成され、どのような価値観のもとで事業を展開しているのかが明確になりました。伝統を守りつつ新たな挑戦を続ける姿勢や、お客様に最高の食体験を提供するという信念が強く感じられます。特に、経営における信念とこだわり、そして若者に向けた挑戦することの大切さというメッセージは、多くの人にとって示唆に富む内容でした。一休庵のこれからの展望にも期待が高まります。
ぜひ、一休庵社長のリアルな経営哲学を動画でチェックしてみてください!
インタビュー動画
前半動画
後半動画
最後に
今回のインタビューを通じて、上川社長がどのように経営者としての道を歩み、組織の課題を解決してきたのかが明らかになりました。家業を継ぐことを避けていた過去から一転し、会社の発展に尽力する姿は、多くの若者にとって学びとなるでしょう。
株式会社一休庵の詳細についてはこちら!
会社概要
会社名:株式会社 一休庵
所在地:〒522-0254滋賀県犬上郡甲良町池寺1-20
代表者:上川 悟史
創業:昭和54年
事業内容:飲食店運営 / 豆腐関連商品の製造・販売
会社URL:https://www.19an.com/

インタビュアー:田山 千紘
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