歯科技工士からアパレル経営へ|フリーインターナショナル葛谷雅彦社長の挑戦

歯科技工士からアパレル経営へ|フリーインターナショナル葛谷雅彦社長の挑戦

みなさんこんにちは! 

今回のインタビューでは、株式会社フリーインターナショナルの葛谷社長にお話を伺いました。

前半では、映画をモチーフにしたブランドづくりへのこだわりや、歯科技工士からアパレル事業を始めるまでの経緯、創業当初の苦労についてお聞きします。

後半では、毎日の読書習慣や「思考は現実化する」という考え方、これからの日本を担う学生へのメッセージを語っていただきました。

異業種からアパレルの世界へ飛び込み、事業を広げてきた葛谷社長の言葉を、ぜひ動画でチェックしてみてください!

葛谷社長のプロフィール 

葛谷 雅彦(くずや まさひこ) 

愛知県一宮市出身。名古屋デンタル学院を卒業後、歯科技工士の国家資格を取得し、歯科技工士として勤務。

より先端的な技術を学びながら働いていましたが、先輩の収入を知ったことをきっかけに、自身の将来について考えるようになります。その後、「お店をやらないか」と声をかけられ、23歳のときに歯科技工士仲間の友人とシューズ店を開業しました。洋服も扱うセレクトショップへと事業を広げ、やがてオリジナルブランドの展開を開始。

現在は、株式会社フリーインターナショナルの代表取締役社長を務めています。

インタビューで見えた葛谷社長の経営哲学 

起業・経営者を志したきっかけ 

葛谷社長は、もともと洋服が好きでアパレル業界を目指したわけではありません。

進学校に通っていた高校時代、父親に勧められて理系へ進みました。葛谷社長の兄は、両親の願いを受けて歯科医師になっていましたが、葛谷社長自身は理系分野に強い興味を持てなかったといいます。

国立大学の歯学部を目指すには、浪人期間を含めて約7年間勉強する必要があると考え、「それは自分の望む道ではない」と判断しました。そこで、親戚の言葉をきっかけに歯科技工士の学校へ進み、国家資格を取得します。

就職後は、技術力の高い先輩の収入を知り、歯科医師として開業していた兄と同等の収入を得るまでには、長い時間がかかると感じました。もともと「ビジネスや商売をしたい」という思いを持っていた葛谷社長にとって、店舗経営の誘いが新しい道へ踏み出す転機となりました。

経営課題と挑戦 

23歳で始めた店舗は、お客様がほとんど訪れないビルの地下1階にありました。約45坪のフロアを9つに分け、それぞれの区画を若者に任せるという企画の一つでした。

創業当初は生活も厳しく、商品を自由に仕入れるだけの資金もありませんでした。取引先から商品を借り、それを売った代金で支払いをするという状況だったといいます。

葛谷社長は、当時2万5,000円から2万6,000円ほどしたシューズを、一足ずつ懸命に販売しました。少しずつ商品が売れるようになると、東京のメーカーから「なぜそんなに売れるのですか」と尋ねられます。

そのときの答えは、「必死だからです」というものでした。

商品を売らなければ支払いができない厳しい環境のなかで、お客様と真剣に向き合った経験が、葛谷社長の商売の原点となりました。

その後、シューズ店から洋服も扱うセレクトショップへと発展。他社の商品を仕入れて販売するだけでなく、自社ブランドをつくろうと企画を募集しました。そこで、優れた感性と自分の好きな世界観を持つ人材に出会ったことから、現在につながるレトロ・クラシックなブランドが形づくられていきました。

現在の事業と未来への展望 

現在、株式会社フリーインターナショナルでは、「F i.n.t」と「an another angelus」の2つのブランドを展開しています。店舗では、両ブランドの商品を組み合わせて提案しています。 

ブランドの特徴は、パリやフランスを思わせるディテールと、過去の映画をモチーフにした世界観です。当時の映画に登場するファッションやスタイリングを参考にしながら、現代のトレンドと組み合わせて商品をつくっています。 

さらに、春・夏・秋冬とシーズンごとに異なるテーマを設け、映画の主人公である女性の名前をテーマに付けてコレクションを展開しています。 

葛谷社長が事業を広げるうえで大切にしてきたのが、実現したい姿を思い描くことです。「もう1店舗出したい」「全国へ広げたい」と考え、名古屋から東京へ進出。その後も新宿、横浜、札幌へと店舗を広げてきました。 

若者へのメッセージ 

23歳で店を始める以前、歯科技工士として働いていた葛谷社長は、自分の収入や将来について考え、「このままでよいのか」と感じていました。洋服への強い関心ではなく、「商売をしたい」という思いから店舗経営の道へ踏み出します。 

学生に伝えたいのは、「想うことが因をつくる」という考え方です。「こうしたい」「ああなりたい」と思い描くことが行動につながり、やがて現実を変えていくと語ります。やりたいことがまだ明確でなくても、まずは望む未来を想像し、そこへ向かって動くことが大切です。 

また、歴史や社会を学び、知ったうえで「これからどうするか」を考えてほしいとも語りました。未来を支える一人として、自分の考えを行動へ移すことも、葛谷社長が若者に託した大切なメッセージです。 

まとめ 

葛谷社長の経営哲学は、実現したい未来を強く思い描き、そのために行動を続ける姿勢に根ざしています。 

歯科技工士から店舗経営へ進み、厳しい創業期を乗り越えながら、独自の世界観を持つブランドを育ててきました。その歩みからは、最初から明確な道が決まっていなくても、目の前の機会に向き合い、行動することで新しい道を開けることが分かります。 

葛谷社長の言葉に込められた思いを、ぜひ動画でチェックしてみてください! 

インタビュー動画

前半動画

後編動画

最後に 

インタビューを通じて印象に残ったのは、創業当時の「必死だからです」という言葉と、「想うことは、すべて現実化になる」という考え方です。 

葛谷社長は、思い描いた未来に向かって行動を続けることで、事業を一歩ずつ広げてきました。進路や将来に迷ったときこそ、まず自分がどうなりたいのかを考え、動き始めることが大切なのだと感じました。 

葛谷社長、貴重なお話をいただき、ありがとうございました! 

会社概要 

会社名:株式会社フリーインターナショナル 
所在地:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目22-29 
代表者:葛谷 雅彦 
設立年:1984年 
事業内容:婦人服・紳士服及び服飾雑貨の企画・製造・販売 他 
URL:https://freeint.co.jp/ 

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