ブラックモンブランの会社・竹下製菓株式会社 竹下社長インタビュー|現場から始めた組織改革と経営哲学
みなさんこんにちは。
今回は、九州発のロングセラーアイス「ブラックモンブラン」で知られる 竹下製菓株式会社竹下社長にインタビューを行いました。
前半では、幼少期の原体験やファーストキャリアで培った価値観について、後半では、家業に戻ってから取り組んだ組織改革や、未来に向けたビジョンを伺っています。
“自分の存在価値は、自分でつくる”──その言葉に込められた想いを、ぜひ動画とあわせてご覧ください。
目次
竹下社長のプロフィール
竹下 真由 (たけした まゆ)
佐賀県出身。大学卒業後、アクセンチュア株式会社 に入社し、コンサルタントとして実務経験を積みました。会議では「発言しなければ存在価値はない」と厳しく指導される環境の中で、自らの強みを磨き続ける姿勢を学びます。
幼少期から家業の工場に親しみ、祖父からお菓子作り、父から機械設計の感覚を教わって育った竹下社長。2011年に佐賀へ戻り、竹下製菓に入社。現場理解を徹底したのち、代表取締役社長に就任しました。現在は、伝統ある商品を守りながら、組織改革と新たな価値創出に取り組んでいます。
インタビューで見えた竹下社長の経営哲学
起業・経営者を志したきっかけ
竹下社長の原点は、工場の音と甘い香りに包まれた幼少期にあります。自宅のすぐそばが工場という環境で育ち、祖父からは菓子職人としての感覚を、父からは機械づくりの面白さを教わりました。
「将来は家業に戻りたい」。そう考えていた竹下社長は、社会に出る前に外の世界で実力を磨くことを選択します。
アクセンチュア時代、会議で発言できなかった自身に向けられた
「発言しなければ、ここにいる意味はない」という言葉は、大きな転機となりました。
そこで気づいたのが、「自分の存在価値は、自分でつくらなければならない」という現実です。すべてを完璧にできなくても、“ここだけは誰にも負けない”領域を持つ。その考え方は、後の経営姿勢にも深く根づいています。
経営者としての挑戦と組織改革
竹下製菓に戻った当初、竹下社長がまず取り組んだのは「現場を知ること」でした。工場に入り、製造工程を学び、帳簿を確認しながら会社全体の流れを把握していきます。
そこで見えてきたのが、中小企業特有の“属人化”という課題でした。
「この人しかできない仕事」が多く、誰かが急に休むと業務が止まってしまうリスクを抱えていたのです。
竹下社長はこの状況を改善するため、多能工化を推進。一人が担っていた業務を複数人で共有できる体制へと少しずつ移行しました。これにより、休暇を取りやすくなり、急な欠員にも対応できる組織へと変化していきました。
また、既存の仕組みをいきなり壊すのではなく、「今の形には必ず理由がある」と理解した上で、現場の声を丁寧に拾いながら改善を重ねていきます。社員から出たアイデアに対しては、「それ、いいですね」「やってみましょう」と前向きに受け止め、ともに形にしていく姿勢を大切にしてきました。こうした対話を重ねることで、改革は押し付けではなく、現場発の取り組みとして自然に組織へ浸透していったといいます。
現在の事業と未来への展望
現在、竹下製菓の主力はアイスクリーム事業。中でも看板商品である ブラックモンブラン は、世代を超えて親しまれています。
竹下社長が大切にしているのは、「おいしい」だけで終わらせないこと。
“当たり”付きのアイスに象徴されるように、食べた後まで楽しめる仕掛けを商品に込め、「プチハッピー」を届け続けています。
社長就任時から掲げている目標は、ブラックモンブランに並び立つ新たな主力商品を生み出すこと。簡単ではないからこそ、開発チームと悩み続け、諦めずに挑戦を続けています。
販売エリアも拡大し、九州以外でも「知っている」「食べたことがある」という声が少しずつ増えてきました。竹下社長は、こうした小さな変化の積み重ねを大切にしながら、これからも一歩ずつ、長く愛される企業づくりを目指しています。
若者へのメッセージ
最後に、これから社会に出る若者へのメッセージを伺いました。
竹下社長が強調したのは、「夢は口に出してほしい」ということです。
言葉にすることで自分を追い込み、周囲との縁が生まれ、情報が集まる。たとえ最初は小さな一歩でも、動き出すきっかけになります。
「やりたいことが最初から明確でなくても大丈夫。まずは一歩踏み出してみてください。自分の価値は、自分でつくれます」
迷いや不安を抱える若者に寄り添う、実体験に基づいた言葉でした。
まとめ
竹下社長の経営哲学の根底にあったのは、「自分の価値は自分でつくる」という姿勢と、「人を活かす組織」を目指す想いでした。
属人化をなくす仕組みづくりや、現場と対話しながら進める改革は、これから社会に出る私たちにとって大きな学びになります。
ぜひ動画で、竹下社長のリアルな言葉と表情を感じてみてください。
インタビュー動画
前半動画
後半動画
最後に
インタビューを通じて特に印象的だったのは、「言葉にすることで、自分を動かす」という考え方でした。
商品づくりにも組織づくりにも一貫していたのは、“小さな幸せ”を積み重ねる姿勢。
これから社会に出る私たちにとって、「完璧でなくていいから動く」というメッセージは、きっと背中を押してくれるはずです。
貴重なお話をありがとうございました。
竹下製菓株式会社の詳細についてはこちら!
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会社概要
会社名:竹下製菓株式会社
所在地:佐賀県小城市小城町池上2500
代表者:竹下 真由
創業:1927年
事業内容:冷菓、菓子製造販売
URL:https://takeshita-seika.jp/
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