「体験したことは誰にも奪われない」オーパーツ株式会社・小村政人社長が語る、失敗を価値に変える経営哲学
みなさんこんにちは!
今回のインタビューでは、建設・店舗開発業界で活躍するオーパーツ株式会社の小村社長にお話を伺いました。
前半では、若くして起業を決意した背景や、会社員時代に下した大きな決断について。後半では、失敗から生まれた独自技術、組織づくりへの考え方、そして若い世代へのメッセージまで、幅広く語っていただきました。
「体験したことは誰にも奪われない」という言葉が印象的な、学びの多いインタビューです。ぜひ動画でもチェックしてみてください。
目次
小村社長のプロフィール
小村 政人(こむら まさと)
小村社長は両親がクリーニング店を営む家庭で育ち、幼い頃から商売人の背中を見てきました。高校では建築科に進み、図面の描き方や建築構造、素材について学びます。社会に出てからは建設の現場に身を置き、職人として経験を積みながら、現場を動かす力や技術への理解を深めていきました。
もともと「一つの会社に勤め上げる」という発想は強くなく、自分の可能性を自分で確かめたいという思いがあったといいます。会社員時代には、自身の将来像を上司に率直に問い、その答えを受けて起業を決断しました。現在はオーパーツ株式会社の代表として、セラミックタイル施工を軸に、現場主義から生まれる独自技術の開発にも取り組んでいます。
インタビューで見えた小村社長の経営哲学
起業・経営者を志したきっかけ
小村社長は、就職するときから「この会社で終身勤めよう」という考えは、あまり持っていなかったそうです。あるとき小村社長は、辞表を懐に入れたまま上司のもとを訪れ、「この会社で終身勤めたら、どこまで行けますか」と尋ねました。しかし、そのとき返ってきたのは、「このキャリアだったら正直、課長止まりだね」という率直な言葉でした。すると小村社長は、「今までありがとうございました」とその場で辞表を置き、会社を後にしたといいます。
当時すでに起業する意思は固まっていましたが、後になって振り返ると、もし少しでも「可能性がある」と言われていたら、心が揺らいでいたかもしれないとも語っていました。一度決めたら揺らがない。そうした姿勢こそが、その決断の早さと覚悟の強さを物語っており、小村社長の生き方が表れています。
経営者としての挑戦と組織改革
小村社長が経営者として直面した大きな壁の一つは、技術に対する厳しい評価でした。若い頃は職人としても経営者としても自信があり、勢いよく仕事に向き合っていたそうです。しかし、実際に手がけた施工に対して、お客様から厳しい評価を受けた経験がありました。小村社長は強い反省と恥ずかしさを感じたといいます。そして、「この恥ずかしいことを世の中に残し続けることはできない」と考えたことが、施工技術を確立しようとする原点になりました。
この悔しさをきっかけに、小村社長は施工技術そのものを見直し、独自技術の研究・開発に乗り出しました。失敗を隠すのではなく、そこから新しい価値を生み出そうとした姿勢に、小村社長の経営者としての本質が表れています。
また、組織に対する考え方も印象的でした。一般的な上下関係のピラミッド型ではなく、会社を「大木」にたとえていたのです。経営層が幹となって事業を支え、社員が葉となって実をつける。そして、その実が再び会社を潤していく。そんな循環のイメージを持っているからこそ、社員を単なる労働力としてではなく、会社の未来を育てる存在として見ていることが伝わってきました。
一方で、経営における挫折として最も多かったのは人間関係だったとも語っています。特に経営層同士では、未来を見据える視点の違いから衝突が起きやすく、自分の考えを十分に伝えきれずに人が離れていくこともあったそうです。それでもなお、人に向き合い、組織をより良くしようとする姿勢を崩さないところに、小村社長の誠実さを感じました。
現在の事業と未来への展望
現在、オーパーツ株式会社が注力しているのは、店舗開発分野におけるセラミックタイル施工と、その施工技術の確立です。
小村社長は、建設業界全体が今後大きな変化を迎えると見ています。人口減少が進む日本では、新築需要がこれまでのようには伸びず、今後は建て替えよりも改装やリニューアルの比重が高まっていく可能性がある。その中で、目の前の仕事をこなすだけではなく、先の時代を見据えて技術や事業を磨いていく必要があると考えていました。
小村社長は、今進めている開発が自分の生きている間に完成しない可能性もあると見ています。それでも、「それに近づくための礎を積んでいる」という実感を持ちたいと語っていました。さらに、その挑戦に関わった従業員やその家族にも、取り組んできたことに誇りを持ち、結果に満足できる人生を送ってほしいと話します。最後には、「一言で言うと、幸せになってほしいのです」とまっすぐな思いを口にしていました。
若者へのメッセージ
小村社長が若い世代に向けて繰り返し語っていたのは、「体験を積んでほしい」ということでした。AIが発達する時代では、仕事の成果や知識だけでは差がつきにくくなるかもしれません。しかし、自分自身が体験したことだけは誰にも奪われない。だからこそ、若いうちにどれだけ自分の体で経験を積めるかが大切だといいます。
さらに、アイデアの源は未来ではなく、過去の体験にあるとも語っていました。旅をしたこと、好きなことに夢中になったこと、悩みながらも一歩踏み出したこと。そうした積み重ねが、将来問題にぶつかったときの発想力につながるのだそうです。
もし自分が20代に戻れるなら、語学、とくに英語を学びたいとも話していました。英語ができれば世界が広がり、多くの人と出会い、より深い体験ができるからです。やりたいことがまだはっきりしていない若者に対しても、まずは「好きなこと」から動いてみればいいと背中を押していました。自分に期待して、まず体験してみる。その言葉には、迷う若者に寄り添うやさしさと力強さがありました。
まとめ
小村社長の経営哲学の根底にあったのは、現場での体験を価値に変える姿勢と、人を活かす視点でした。失敗をそのままで終わらせず、技術や仕組みに変えていく姿勢は、多くの若者にとって大きな学びになるはずです。
特に「体験したことは誰にも奪われない」という言葉は、進路や将来に迷う世代にとって心強いメッセージでした。まずは動いて、自分の経験を増やしていくこと。その大切さを改めて教えてくれるインタビューです。ぜひ動画でも、小村社長の言葉を直接受け取ってみてください。
インタビュー動画
前半動画
後半動画
最後に
今回のインタビューを通じて、小村社長は技術を追求する経営者であると同時に、人の成長や幸せを真剣に考える経営者でもあると感じました。特に心に残ったのは、「体験したことは誰にも奪われない」という言葉です。
変化の大きい時代だからこそ、自分の経験を自分の力に変えていく姿勢が大切なのだと学ばせていただきました。この記事を読んだ方には、ぜひこの言葉を持ち帰ってほしいです。
貴重なお話をありがとうございました。
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会社概要
会社名:オーパーツ株式会社
所在地:千葉県野田市なみき2丁目32番地28
代表者:小村 政人
設立:1995年
事業内容:FiX3RD事業/ストライビング事業/石工事業/DSP事業
URL:https://ooparts-japan.com/
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