ご当地サイダーの木村飲料・木村常務インタビュー|“楽しい飲料”で地域と人をつなぐ経営とは
みなさんこんにちは! 今回のインタビューでは、静岡県で“ご当地サイダー”など個性的な飲料を多数生み出す、木村飲料株式会社の常務取締役・木村常務にお話を伺いました。
前半では、幼少期の原体験や「うなぎコーラ」誕生秘話など、ユニークな商品開発の裏側に迫り、後半では、経営者としての哲学やAI時代の若者へのメッセージを語っていただきました。
“飲料に楽しさを”を掲げる木村飲料の挑戦を、ぜひ動画でチェックしてみてください!
目次
木村常務のプロフィール
木村 祥吾(きむら しょうご)
静岡県内の大学で国際関係学を学び、卒業後はブライダル業界に就職。
友人の結婚式をきっかけに「人の心を動かす仕事」に魅了され、結婚式場運営会社で4年間勤務しました。
その後、20代後半で家業である木村飲料株式会社に入社。
現在は「飲料に楽しさを」をスローガンに掲げ、従業員一人ひとりの発想を活かした商品づくりや、ご当地素材を使った地域連携ドリンクなど、新たな飲料文化を発信し続けています。
インタビューで見えた木村常務の経営哲学
起業・経営者を志したきっかけ
木村常務が経営を意識し始めたのは、幼少期の環境が大きく影響していました。
実家は酒屋を営み、隣には木村飲料の工場。幼いころからラムネやサイダーが身近にあり、「飲料」が日常そのものでした。
大学では国際関係を学び、海外への興味を持ちながらも、将来的には家業である木村飲料に関わることを視野に入れていました。
卒業後は友人の結婚式に列席した経験から「人の心を動かす仕事」に魅力を感じ、ブライダル業界へ。4年間の勤務を経て、20代後半で家業に戻ることを決意します。
「社会勉強も兼ねて外の世界を見てみたい」という思いが原動力となり、一方で、幼いころから「木村飲料に入れ」と語っていた祖父の言葉も背中を押しました。“飲料に楽しさを”を通じて人を笑顔にする――それが、木村常務が経営者として歩み始めた原点です。
経営者としての挑戦と組織改革
木村常務は、社員一人ひとりの発想を活かす文化を大切にしています。
木村飲料では、階層に関わらず自由に意見を出し合い、面白いアイデアは積極的に商品化するという風土があります。
実際に、従業員の提案から生まれた商品も多く、日常的に新しい発想が形になっています。
その象徴が、従業員のアイデアから生まれた「うなぎコーラ」です。
「土用の丑の日に合わせて作りたい」という声をきっかけに商品化が実現しました。
一見突飛に思えるアイデアでも、実際に形にしてみる――そんな“挑戦を後押しする姿勢”が社内全体に浸透しています。
「10品あれば1品ぐらいは採用されている」と語る木村常務。
社員の発想を信じる文化が、ユニークな商品を次々と生み出しています。
「大手がやらないことをやる」「木村飲料にしかできないものを追求する」――
その信念が、今のブランド価値を支えています。
現在の事業と未来への展望
木村飲料が注力しているのは「ご当地サイダー」を中心とした地域連携型の商品開発です。
静岡県をはじめ、農家や企業と協力し、地域ならではの魅力を詰め込んだドリンクを次々に生み出しています。
また、創業当時から続くガラスビン文化を守り続けている点も特徴です。
ビン特有の「口当たりの良さ」や「冷えた時の感覚」、そして「高級感」はペットボトルにはない魅力です。
さらに、ビンは100%リサイクルが可能な環境資源として、SDGsの観点からも注目されています。
「効率よりも付加価値を重視することが、木村飲料らしさです」。
大手メーカーと同じ方向を目指すのではなく、“楽しさ”と“地域の魅力”を両立する独自路線で、新しい飲料文化を発信しています。
若者へのメッセージ
「AIなどのツールが発達し、便利な時代になりました。
でも、便利さに頼りすぎると“自分の感覚”を失ってしまいます」。
木村常務は、AIも活用しながら文章を考えることがあると話します。
しかし「最後に必要なのは“人の気持ち”だ」と強調します。
「正解を探すのではなく、正解をつくっていくことが大事。
自分で考え、試行錯誤しながら答えを導くプロセスこそが“自分らしさ”になる」。
迷った時こそ、自分の感情や好奇心に素直になること。
その積み重ねが、新しい道を切り開く原動力になる――木村常務の言葉には、挑戦を恐れず進む勇気が込められていました。
まとめ
木村常務の経営哲学は、「人の感覚と楽しさを大切にする」ことに根ざしています。
社員の自由な発想を尊重し、地域とともに新しい価値を生み出す姿勢は、まさに“変化を恐れない経営”の象徴です。
AI時代でも「考える力」と「人の気持ち」を持ち続ける大切さを教えてくれました。
木村常務のリアルな経営観を、ぜひ動画でご覧ください!
インタビュー動画
前半動画
後半動画
最後に
インタビューを通して印象的だったのは、「正解をつくる」という木村常務の言葉です。
その一言に、挑戦を恐れず進む人への温かいエールが込められていました。
“楽しい飲料”を届ける姿勢の裏には、人の感情を何よりも大切にする優しさがあります。
便利な時代だからこそ、心で感じる価値を信じる――そんな経営姿勢に深く共感しました。
貴重なお話をありがとうございました!
木村飲料株式会社の詳細についてはこちら!
↓ ↓ ↓
会社概要
会社名:木村飲料株式会社
所在地:静岡県島田市宮川町2429
代表取締役:木村 英文
常務取締役:木村 祥吾
創業:1953年
事業内容:清涼飲料水の製造販売(ご当地サイダー、ラムネ、炭酸飲料、果汁飲料など)/酒類の製造、販売及び酒類小売
URL:https://www.kimura-drink.net/