MBTI経営スタイル診断|16タイプ別・あなたに合うリーダーシップ

MBTI経営スタイル診断|16タイプ別・あなたに合うリーダーシップ

本記事では、 MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)という性格診断ツールを活用し、「経営スタイル」を見つけるための具体的な実践ガイドを提供します。MBTIは単なる性格分析に留まらず、ご自身の強みを最大限に活かし、弱みを補う経営スタイル、意思決定の癖など、網羅的に解説します。

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MBTIとは?4つの指標でわかるあなたの思考と行動のクセ

さまざまな考えや選択肢を整理しながら思考している人物のイラスト

日々多忙な経営者は、意思決定の疲弊、チームとのすれ違い、自分に合ったリーダーシップスタイルの模索といった課題に直面しています。MBTIは、自身の思考や行動特性を客観的に把握し、リーダーシップを最適化する強力なフレームワークです。単なる性格診断に留まらず、自信を持った迅速な意思決定、強みを活かしたチーム構築、そして経営者自身の燃え尽き症候群の予防にもつながる、実践的なツールとしてご活用いただけます。

MBTIとは?4つの指標でわかるあなたの思考と行動のクセ

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、個人の思考や行動の自然な傾向を理解するための自己申告型心理検査です。優劣をつけるものではなく、生まれ持った特性を理解する助けとなる自己申告型検査として、人材開発の現場で世界的に活用されています。この診断では、エネルギーの方向(外向/内向)、ものの見方(感覚/直観)、判断のしかた(思考/感情)、外界への接し方(判断/知覚)という4つの主要な指標に基づき、性格を16タイプに分類します。自身の特性を深く理解することで、リーダーシップを最適化し、より効果的な経営スタイルを築くための土台となります。

【16タイプ別】あなたの経営スタイルと強み・弱みの活かし方

自分の強みと弱みを理解し、経営の方向性を考えている人物のイラスト

16種類のMBTIタイプ別に、あなたの経営スタイルと、その強みを最大限に活かし、弱みを賢く補うための具体的な方法を詳しく解説していきます。各タイプの説明では、あなたがご自身のタイプをよりイメージしやすいように、親しみやすい「社長タイプ」のキャッチフレーズを付与しています。

それぞれの解説には、あなたの核となる経営スタイル、経営において発揮される強みと、注意すべき弱みを明確に提示します。

このセクションを通じて、ご自身のタイプを深く理解し、あなたの個性に合った「経営スタイル」を見つける手助けとなれば幸いです。

分析家グループ(INTJ, INTP, ENTJ, ENTP):戦略と論理で未来を設計する

この「分析家」グループに分類されるNT型は、論理的な思考力と戦略的な視点を持ち、複雑な問題を解き明かし、未来のビジョンを描くことを得意としています。彼らは組織にとってイノベーションの源泉となり、知的な刺激を与える存在と言えるでしょう。常に合理性を追求し、物事の本質を見抜く力に優れています。ただし、時に人間関係や感情的な側面への配慮が不足する傾向が見られることもあるため、この点を認識しておくことが大切です。この後、各タイプがどのようにその強みを活かし、弱みを補っていくべきかを具体的に見ていきましょう。

INTJ(建築家):孤高のビジョナリー社長

INTJタイプの経営者は「孤高のビジョナリー社長」と表現できます。彼らは長期的な視点で独創的なビジョンを描き、その実現のために緻密な戦略を構築する能力に長けています。その強みは、あらゆる事象を構造的に捉え、最も効率的かつ合理的な道筋を見出す「戦略的思考力」、他者に依存せず自らの信念に基づいて行動する「独立性」、そして妥協を許さず常に最高の成果を追求する「高い基準」にあります。一方で、時に「他者の感情への配慮不足」や「過度な完璧主義」、「柔軟性の欠如」といった点が課題として現れることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

「8割の完成度でGOサインを出す」というルールを設定し、完璧主義に陥る時間を短縮しましょう。

チーム運営

1on1の冒頭で「最近、仕事で楽しかったことは?」など、感情に関する質問を意図的に投げかけ、メンバーの内面に目を向ける習慣をつけましょう。

チーム編成

実行力と現実感覚に優れたESTJやISTJタイプのメンバーを右腕に置くことで、あなたの描くビジョンを現実の形にするサポートを得られます。

INTP(論理学者):探究心のラボ所長社長

INTPタイプの経営者は「探究心のラボ所長社長」とも言えるでしょう。彼らは知的好奇心旺盛で、複雑な問題の根源を突き止め、革新的な解決策を編み出すことを得意とします。その強みは、物事を多角的に捉え深く掘り下げる「分析能力」、飽くなき探求心に裏打ちされた「知的好奇心」、そして個人的な感情を排して公平な判断を下す「客観性」にあります。しかし、「実行や実装への関心の薄さ」、単調な作業を嫌う「ルーティンワークへの不適応」、そして「人間関係における無頓着さ」といった点が課題として現れることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

分析を深めるだけでなく、その分析結果を「どのように実行可能なステップに落とし込むか」という視点を必ず加えるように意識しましょう。

チーム運営

素晴らしいアイデアを出した際は、その実行担当者を明確に指名し、必要な権限を委譲することで、アイデアの具現化を促進しましょう。

チーム編成

計画を立てて着実に実行・管理することが得意なJタイプ、特にESTJタイプと組むことで、あなたの生み出すアイデアの事業化を加速させることができます。

ENTJ(指揮官):大胆不敵な司令塔社長

ENTJタイプの経営者は、まさに「大胆不敵な司令塔社長」です。彼らは生まれながらのリーダーであり、野心的な目標を掲げ、組織全体を動かし、効率的に目標を達成することに長けています。その強みは、全体を見通し指揮を執る「戦略的リーダーシップ」、迅速かつ迷いのない「決断力」、そして掲げた目標は何としてでも達成するという「目標達成への強い意志」にあります。一方で、「他者への配慮不足」や「短期的な結果を求めすぎる傾向」、そして「自分と同じレベルを他者にも強要する」ことが弱みとして現れることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

結論を急ぐ前に、信頼できる部下に「何か見落としている視点はないか?」と意図的に問いかける時間を作りましょう。

チーム運営

会議の最後に「何か懸念や意見はありますか?」と尋ねる時間を設け、反論や異なる意見を歓迎する姿勢を示すことで、チームの心理的安全性を高めましょう。

チーム編成

チームの士気や人間関係に細やかに配慮できるENFJやISFJタイプの人材をチームに入れることで、あなたのリーダーシップを補完し、組織のエンゲージメントを高めることができます。

ENTP(討論者):常識を覆すイノベーター社長

ENTPタイプの経営者は「常識を覆すイノベーター社長」と言えるでしょう。彼らは現状に満足せず、常に新しい可能性を探求し、知的な議論を通じて革新的なアイデアを生み出す起業家精神に溢れています。その強みは、既成概念にとらわれない「発想力」、あらゆる物事を深く知ろうとする「知的な探究心」、そして異なる意見を戦わせることでアイデアを洗練させる「議論を通じたアイデアの洗練」にあります。しかし、「アイデアの飽きっぽさ」や「実行・完遂への関心の低さ」、そして時に「ルールや規律の軽視」が弱みとして指摘されます。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

新しいプロジェクトを始める前に、「面白そう」という直感だけでなく、「これは3ヶ月後も自分が情熱を注ぎ続けられるか」を自問自答する習慣をつけましょう。

チーム運営

週に一度、ブレインストーミングで生まれたアイデアを具体化し、タスクに落とし込むための「実行ミーティング」を設け、アイデアを行動に繋げる仕組みを作りましょう。

チーム編成

計画性があり、着実に物事を進めることが得意なISTJやESTJタイプと組むことで、あなたのアイデアを形にし、事業として成功させるための強固な基盤を築くことができます。

外交官グループ(INFJ, INFP, ENFJ, ENFP):理念と共感で人を動かす

この「外交官」グループ(NF型)に属する経営者は、強い理念や揺るぎない価値観を経営の核に据えます。持ち前の共感力と優れたコミュニケーション能力を駆使し、従業員や顧客、パートナーといったあらゆるステークホルダーを巻き込み、共通の目標達成に向けて動機付けをするのが得意です。彼らは組織に明確な目的意識とポジティブな企業文化をもたらす、まさに求心力となる存在と言えます。
しかし、その高い理想主義ゆえに、時に現実的な制約や厳しい判断を下すことを避けがちな傾向も見られます。

INFJ(提唱者):理念を掲げるストーリーテラー社長

INFJタイプの経営者は「理念を掲げるストーリーテラー社長」と形容できます。深い洞察力と強い倫理観を基盤に、社会をより良い方向に導く壮大なビジョンを描き、そのビジョンを物語として語ることで人々を惹きつけ、行動へと駆り立てるリーダーです。彼らの強みは、揺るぎない「強いビジョン」、他者の感情に寄り添う「共感力」、そしてチームや社会全体を「鼓舞する力」にあります。

一方で、その理想主義ゆえに「理想と現実のギャップに苦悩する」ことが多く、建設的なものであっても「批判への過敏さ」や、チームのために自らを犠牲にしがちな「自己犠牲的な傾向」が弱点として挙げられます。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

自分の理想だけでなく、「現実的に実行可能か」という視点を持つ論理的な分析が得意な人材の意見を積極的に取り入れましょう。彼らの客観的な分析が、あなたのビジョンをより堅固なものにするでしょう。

チーム運営

ビジョンを語るだけでなく、メンバー一人ひとりのキャリアプランや成長と、会社のビジョンがどのように結びついているのかを具体的に話す時間を設けましょう。これにより、メンバーは個人的な成長と会社への貢献を同時に感じられます。

チーム編成

冷静な分析力と時に厳しい判断を下せる人材をチームに加えることで、あなたのビジョン実現に向けた実行力を強化し、現実との調和を図ることに貢献するでしょう。個人のスキル、経験、そして人間性を総合的に評価することが重要です。

INFP(仲介者):独自の価値観を育むクリエイター社長

INFPタイプの経営者は「独自の価値観を育むクリエイター社長」と称されます。彼らは自身の内なる価値観や信念を事業の核とし、独自のクリエイティビティを発揮することで、他にはないユニークな製品やサービスを提供し、新たな価値を創造します。その最大の強みは、揺るぎない「強い価値観」、既存の枠に囚われない「創造性」、そして従業員一人ひとりへの「深い共感」などが挙げられます。

しかし、ビジネスライクな判断を下すことへの「抵抗感」、チーム内の「対立の回避」、そして組織の「仕組み化や体系化に対する苦手意識」といった弱点も持ち合わせています。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

嫌なことであっても、「事業の存続のために必要か」という観点から判断する訓練を意識的に行いましょう。感情だけでなく、客観的な基準を取り入れることが重要です。

チーム運営

1on1の場では、メンバーの感情に寄り添うだけでなく、具体的な目標設定とそれに対するフィードバックも明確に行うようにしましょう。これにより、メンバーの成長を促し、組織全体のパフォーマンス向上につながります。

チーム編成

事業運営や組織管理、計画的な実行が得意なESTJやISTJといったタイプをビジネスパートナーに迎えることで、あなたの創造性を存分に発揮できる環境を整え、アイデアの実現を加速させることができます。

ENFJ(主人公):人を惹きつけるカリスマ学園長社長

ENFJタイプの経営者は「人を惹きつけるカリスマ学園長社長」として輝きます。彼らは人々の中に秘められた可能性を見出し、その成長を促すことに情熱を燃やす、まさに教育者的なリーダーです。その強みは、周囲を魅了する「カリスマ性」、他者の感情を深く理解する「高い共感力」、そして卓越した「コミュニケーション能力」にあります。

一方で、チームの調和を重んじるあまり「批判的な意見を軽視する」傾向があったり、全員を喜ばせようとすることで「決断が遅れる」ことや、「感情的な判断」に流されやすいといった弱点も見られます。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

反対意見を持つ人に対してこそ、「率直な意見を聞かせてほしい」と個別に依頼する時間を設けましょう。これにより、多角的な視点を取り入れ、より堅実な判断が可能になります。

チーム運営

チームの調和を保つことは重要ですが、同時に個々のパフォーマンス評価も厳格に行う仕組みを作りましょう。感情に流されず、客観的な基準で評価することで、チーム全体の生産性向上につながります。

チーム編成

データに基づき冷静な分析ができ、論理的な思考を持つINTPやISTPといったタイプを参謀役に置くことで、あなたの情熱的なリーダーシップとバランスの取れた経営判断が可能となり、より確実な事業成長を実現できるでしょう。

ENFP(広報運動家):情熱でチームを巻き込むお祭り社長

ENFPタイプの経営者は「情熱でチームを巻き込むお祭り社長」そのものです。彼らは底知れない情熱と旺盛な好奇心によって、次々と新しいアイデアを生み出し、その魅力的なビジョンを語ることで周囲の人々を巻き込み、組織全体を活気づけるムードメーカーとしての役割を果たします。彼らの強みは、「情熱とエネルギー」、無限に湧き出る「発想力」、そして人を惹きつける「コミュニケーション能力」です。

しかし、その創造性ゆえに「計画性の欠如」や「飽きっぽさ」、そして「細部への無関心」といった弱点も持ち合わせています。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

新しいプロジェクトを始める前には、「今あるリソースで実現可能か」という現実的な側面をリストアップし、実行可能性を慎重に検討する時間を設けましょう。熱意だけでなく、具体的な計画が成功への鍵となります。

チーム運営

アイデアを出すだけでなく、その場で実行計画と担当者を明確に決めることを習慣にしましょう。これにより、発想を具体的な行動へと繋げ、チームの生産性を高めることができます。

チーム編成

計画を立て、それを着実に実行してくれるISTJやISFJといったタイプをチームに加えることで、あなたの豊かな発想が具体的な形となり、事業を着実に前進させることが可能になります。

番人グループ(ISTJ, ISFJ, ESTJ, ESFJ):秩序と安定で組織を支える

番人グループ、すなわちSJ型は、責任感が非常に強く、現実的な視点を持って物事に取り組み、組織に秩序と安定をもたらすことを得意としています。彼らは会社の基盤を固め、安定した運営を実現するための、まさに屋台骨のような存在です。日々の実務を地に足つけてこなし、着実に信頼を築き上げます。

一方で、このグループの特性として、変化に対して抵抗を感じやすかったり、前例踏襲に陥りがちだったりする点もあります。この後の各タイプ別の解説では、それぞれの強みを経営にどう活かし、弱みをどのように補っていくかを具体的に見ていきましょう。

ISTJ(管理者):堅実経営を貫くオペレーター社長

ISTJタイプは「堅実経営を貫くオペレーター社長」と称され、事実とデータに基づき、計画を忠実に実行することで、着実に事業を成長させる実務家です。彼らは責任感が強く、計画性があり、何事も正確に進めることを得意とします。

しかし、変化への抵抗感が強く、新しいアイデアに対して懐疑的になりがちです。また、人の感情への配慮が不足することもあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

新しい提案に対して「前例がない」とすぐに却下するのではなく、「小規模でテストできないか」を検討してみるのが良いでしょう。

感情や過去の経験にとらわれず、実験的に挑戦する姿勢が、組織の新しい可能性を開きます。

チーム運営

部下への感謝を伝える際には「いつも正確な仕事ありがとう」のように、具体的に褒めることで、感謝の意図がより明確に伝わります。

小さな承認を積み重ねることで、チーム全体のモチベーションを高めましょう。

チーム編成

未来の可能性や新しいアイデアを提示してくれるENFPやENTPタイプの人材と定期的に意見交換(壁打ち)することで、新しい視点を取り入れられます。

異なる発想を尊重し、創造的な刺激を経営に活かすことで、より柔軟で進化するチームを作れます。

ISFJ(擁護者):縁の下で支えるホスピタリティ社長

ISFJタイプは「縁の下で支えるホスピタリティ社長」という経営スタイルを持ち、献身的で思いやりが深く、従業員や顧客のために尽力することで、安定した組織と高いロイヤリティを築き上げます。高いホスピタリティ精神と忠誠心、そして堅実な実務能力が強みです。

一方で、対立を避けようとする傾向があり、非情な決断を下すのが苦手です。また、自己主張が弱い面もあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

「みんながどう思うか」だけでなく、「長期的に会社のためになるか」という基準も判断材料に加えることが大切です。短期的な人気よりも、長期的な価値創出を意識した決断が組織を強くします。

チーム運営

問題が起きた際、NOを言うべき場面では勇気を持って伝える練習をしてみましょう。対立を恐れず、建設的な意見交換を行うことで、チームの信頼関係がより強固になります。

チーム編成

戦略的な意思決定や厳しい交渉を代行してくれるENTJやESTJタイプの人材を右腕に置くことで、バランスの取れた経営が期待できます。論理と情熱の両面から組織を支えるパートナーシップを築きましょう。

ESTJ(幹部):仕組み化が得意な現場監督社長

ESTJタイプは「仕組み化が得意な現場監督社長」という経営スタイルを持ち、現実的で決断力に優れています。物事を効率的に整理し、ルールやプロセスを構築して組織を運営することに長けているため、高い実行力と組織化能力、そして迅速な決断力を発揮します。

しかし、柔軟性に欠けることがあり、部下の意見を十分に聞かずに物事を進めてしまう傾向があります。また、感情的な配慮が不足することもあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

「これが最も効率的だ」と独断で決める前に、一度チームに「もっと良いやり方はないか」と意見を求めてみましょう。多様な視点を取り入れることで、より柔軟で実行力のある判断ができます。

チーム運営

単に指示を出すだけでなく、その背景にある「なぜ」を説明し、メンバーが納得して業務に取り組めるよう促すことが重要です。目的意識の共有が、チームの自走力を高めます。

チーム編成

新しい視点やイノベーションをもたらすINTPやENFPタイプの人材の意見を尊重することで、組織全体の視野を広げることができます。異なる発想を取り入れる文化が、変化に強い組織を作ります。

ESFJ(領事):和を重んじる町内会長社長

ESFJタイプは「和を重んじる町内会長社長」という経営スタイルを持ち、社交的で協調性に富んでいます。組織の和を何よりも大切にし、メンバーが気持ちよく働ける環境を作ることでチームをまとめ上げるリーダーです。協調性と世話好きな性質、実践的なサポート力が強みとなります。

しかし、対立を恐れて厳しい判断を先送りにしたり、批判に弱かったりする傾向があります。また、伝統や慣習を重んじすぎることもあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

全員の合意形成に固執せず、時にはリーダーとして決断を下す責任を持つことを意識しましょう。リーダーの意思ある判断が、組織に方向性と安心感をもたらします。

チーム運営

メンバーの感情に配慮しつつも、パフォーマンスが低い場合は客観的な事実に基づいてフィードバックする仕組みを取り入れることが大切です。公平で透明性のある評価が信頼を生みます。

チーム編成

冷静な分析と戦略的視点を持つINTJやISTPタイプの人材をアドバイザーにすることで、感情と論理のバランスを取った経営が可能になります。多角的な視点が意思決定の精度を高めます。

探検家グループ(ISTP, ISFP, ESTP, ESFP):行動力と柔軟性で今を切り拓く

「探検家」グループ(SP型)の経営者は、現実主義者であり、五感を駆使して「今、ここで」起きていることに迅速に対応する能力に長けています。彼らは持ち前の行動力と柔軟性を武器に、予期せぬ問題に果敢に立ち向かい、新たなビジネスチャンスを掴む実践的なヒーローのような存在です。しかし、時に長期的な計画や地道な作業を苦手とする傾向も見られます。この後の各タイプ別の解説では、彼らの強みを経営にどう活かし、その弱みをどのように補っていくかに焦点を当てていきます。

ISTP(巨匠):冷静に課題を解決する職人社長

ISTPタイプの経営者は「冷静に課題を解決する職人社長」と形容されます。彼らは強い知的好奇心を持つ実践家であり、物事の仕組みを深く理解することで、目の前の問題を冷静かつ極めて効率的に解決する能力に秀でています。強みとしては、「卓越した問題解決能力」「冷静な分析力」「実践的なスキル」が挙げられます。一方で、長期的な計画への関心が薄いこと、人間関係の構築に重きを置かないこと、単調な業務に飽きやすい点が弱みとなることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

短期的な解決策だけでなく、「これが3年後にどのように事業に貢献するか」を考える時間を意識的に設けてみてください。長期視点の意思決定が、持続的な成長を生み出します。

チーム運営

単独行動を好む傾向があるものの、週に一度はチームとの情報共有の場を設けることで、連携を強化できます。小さな共有が、組織全体の一体感を高めるきっかけになります。

チーム編成

壮大なビジョンを描き、チームをまとめ上げるのが得意なENFJやINFJタイプのメンバーと組むことで、事業全体をバランス良く推進できるようになるでしょう。理念と実行の両輪が整います。

ISFP(冒険家):感性を事業にするアトリエオーナー社長

ISFPタイプの経営者は「感性を事業にするアトリエオーナー社長」として、その独自の経営スタイルを確立しています。彼らは豊かな美的センスや感性を持ち、それを製品やサービスに惜しみなく反映させることで、市場にユニークな価値を創造するアーティストタイプのリーダーです。主な強みは、「豊かな感性」「高い柔軟性」「今この瞬間を楽しむ姿勢」です。しかしながら、長期的な計画や戦略の構築が苦手であったり、対立や批判に弱い傾向があったり、組織運営そのものへの苦手意識を持つ点が弱みとして現れることもあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

自身の感覚だけでなく、簡単な損益計算など最低限の数字データも確認する習慣をつけることが大切です。数値的な裏付けが、判断の精度と信頼性を高めます。

チーム運営

チーム内の調和を保つことも重要ですが、事業目標達成のためには、時には具体的なフィードバックを行う勇気も必要です。率直な言葉が、組織の成長を後押しします。

チーム編成

事業計画の策定や財務管理が得意なESTJやINTJタイプのメンバーをパートナーにすることで、感性を活かしつつも堅実な経営基盤を築くことができるでしょう。バランスの取れた意思決定が可能になります。

ESTP(起業家):リスクを恐れない現場ヒーロー社長

ESTPタイプの経営者は「リスクを恐れない現場ヒーロー社長」として、まさにその名の通り起業家精神に溢れています。彼らはリスクを恐れることなく積極的に行動を起こし、現実的な問題解決能力を武器に、エネルギッシュに事業を推進するリーダーです。その強みは、「抜群の行動力」「果敢なリスクテイク」「現実的な問題解決能力」にあります。一方で、衝動的な行動に走りやすいこと、長期的な視点が欠如しがちなこと、規則やプロセスを軽視する傾向がある点が弱みとして指摘されることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

意思決定を行う前には、一度立ち止まって「最悪のシナリオは何か?」と自問自答する習慣をつけてみてください。リスクを事前に想定することで、冷静で戦略的な判断が可能になります。

チーム運営

自分が率先して動くだけでなく、部下に適切に権限を委譲し、彼らを育成するという視点を持つことが重要です。信頼して任せることで、組織全体の成長速度が上がります。

チーム編成

長期的な戦略を立案できるINTJタイプや、安定した運用管理が得意なISTJタイプのメンバーと組むことで、短期的な行動力と長期的な安定性のバランスを取ることができるでしょう。戦略と実行の両面が整います。

ESFP(エンターテイナー):その場を盛り上げるエンタメMC社長

ESFPタイプの経営者は、その場を盛り上げ、周囲を巻き込む力に長けている傾向があります。彼らは人を楽しませることが大好きで、持ち前の社交性で場の雰囲気を明るくし、広い人脈を築いてビジネスチャンスを掴むリーダーです。強みとしては、「優れた社交性」「高い適応力」「ポジティブなエネルギー」が挙げられます。一方で、計画性の欠如や、地道な作業に飽きやすいこと、感情に流されやすい点が弱みとなることがあります。

明日から使えるアクションプラン
意思決定

「楽しそうだから」という感情だけでなく、「それが事業の目標にどう貢献するか」という基準を必ず持つようにしてください。感情と目的のバランスを取ることで、ブレない経営判断が可能になります。

チーム運営

チームを盛り上げるだけでなく、定期的に進捗を確認し、目標達成を管理する仕組みを導入することが重要です。楽しい雰囲気の中にも、成果を出す文化を根づかせましょう。

チーム編成

計画性があり、冷静な分析が得意なISTJやINTJタイプのメンバーにバックオフィス業務を任せることで、社長が持つエンターテイナーとしての魅力を最大限に活かせる環境を整えることができます。

経営者に向いているMBTIタイプTOP5とその理由

多様な役割や考え方を持つビジネスパーソンが集まる様子のイラスト

一般的に、特定のMBTIタイプが経営者としてより適しているという見方がありますが、これはあくまで傾向であり、絶対的なものではありません。重要なのは、ご自身のタイプを深く理解し、その強みを最大限に活かし、弱みを補完する戦略を立てることです。ここでは、経営者として成功しやすいとされるいくつかのタイプと、その理由を簡潔にご紹介します。

経営者によく見られるMBTIタイプ
ENTJ|指揮官

ビジョンと実行力で組織を牽引。

ESTP|起業家

リスクを恐れず行動で道を切り開く。

ENTP|討論者

革新的な発想で新たな価値を創出。

ESTJ|幹部

秩序と効率を重視し組織を安定化。

ENFJ|主人公

共感力で人を導き、チームを成長へ。

これらのタイプが経営者として注目されるのは、特定の事業フェーズや業種において、その特性が求められる場面が多いからです。しかし、どのMBTIタイプであっても、自己理解を深め、自身のリーダーシップスタイルを確立し、適切なチームビルディングを行うことで、成功する経営者になる可能性は十分にあります。これらの情報は、あくまで多角的な視点からご自身の特性を理解し、それをどう経営に活かすかを考える一つのきっかけとしてご活用ください。

MBTIを経営に活かす3つの実践ステップ

デスクで考えを整理し、計画を書き出している人物のイラスト

これまでにご自身のMBTIタイプを知り、各タイプの経営スタイルや強み、弱みについて理解を深めていただいたかと思います。しかし、タイプを知るだけでは十分ではありません。その知識を日々の経営に活かし、具体的な行動へと繋げることが重要です。

Step1: 自分の強みを活かす事業領域・役割を見極める

リーダーとして最も価値を発揮できるのは、ご自身の生まれ持った強みが最大限に活かせる領域で活動することです。まずはご自身のMBTIタイプの「強み」と「弱み」を改めて確認し、「日々の業務の中で、強みを発揮する時間にどれくらい費やしているか、逆に苦手な弱みに多くの時間を使って疲弊していないか」を自問自答してみてください。

たとえば、分析が得意なINTPタイプの方が、苦手な営業活動や人脈構築にばかり時間を取られていないでしょうか。事業の成長段階やフェーズに応じて、自分の弱みに該当する業務は積極的に他者に委任し、ご自身は最も価値を生み出せる役割や意思決定に集中するという戦略的な視点が重要です。ご自身の「利き手」を活かせるポジションでこそ、最大限のパフォーマンスを発揮できます。

Step2: 弱みを補完するパートナーやチームを編成する

真に優れたリーダーは、決して一人で全てをこなそうとはしません。自分の弱点を補い、強みを活かし合えるチームを編成することの重要性を理解しています。MBTIの指標は、補完関係にあるタイプを見つけるための有効なヒントになります。

例えば、ビジョンを語るのが得意なN(直観)型は、そのビジョンを実行可能なステップに落とし込み、管理するS(感覚)型と組むことで、アイデアの具現化が加速します。また、論理的な判断を重んじるT(思考)型が経営の中心にいる場合、組織の人間関係や文化形成、従業員のケアに長けたF(感情)型のメンバーを重用することで、よりバランスの取れた組織運営が可能です。ENTJ(ビジョナリー)とISTJ(オペレーター)のような具体的な補完ペアを参考に、ご自身のチーム構成を見直し、最適なパートナーシップを築きましょう。

Step3: タイプ別のコミュニケーションで組織の生産性を最大化する

相手のMBTIタイプに合わせたコミュニケーションスタイルを取ることは、組織全体の生産性を飛躍的に高める「リーダーシップの秘訣」と言えます。ここでは、すぐに実践できる「タイプ別コミュニケーション早見表」をご紹介します。

T(思考)

結論から端的に伝え、データや論理的な根拠を添えて説明しましょう。

F(感情)

共感の姿勢を示し、その決定が人々にどのような影響を与えるかを交えながら話すと、理解と協力を得やすくなります。

S(感覚)

具体的な事実や過去の事例に基づき、ステップバイステップで順序立てて説明するのが効果的です。

N(直観)

全体像や未来の可能性から語り始め、大きなビジョンを示すことで興味を引きつけられます。

次の1on1や会議で、まずは相手のタイプを推測し、伝え方を少しだけ変えてみてください。小さな成功体験が、あなたのコミュニケーション能力を大きく向上させるでしょう。

まとめ:MBTIを羅針盤に、あなただけのリーダーシップを確立しよう

自己理解をもとに、自分らしいリーダーシップの方向性を考えている様子を表したイラスト

自分らしい経営スタイルを見つけるために

本記事を通じて、MBTIが単なる性格診断に留まらず、多忙な経営者の皆様にとって、ご自身の傾向や他者の多様性を理解するための「示唆」を提供し、日々の意思決定や組織運営における考察を深める一助となり得ることをお伝えしてきました。
重要なのは、ご自身の特性を深く理解し、その洞察を経営の現場でどのように活かしていくかという視点を持つことです。

MBTIというツールを使いこなすことで、これまで抱えていた意思決定の迷いやコミュニケーションのすれ違いが減り、ご自身の経営スタイルに自信と確信が持てるようになります。自分らしい「経営の勝ちパターン」を確立し、持続可能な形で事業を成功に導いていくための自己理解を深める一助となれば幸いです。

「どうして起業したの?」「必要な覚悟って?」
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