アズウェル株式会社・鷹羽社長インタビュー|自治体システムを支える仕事と起業のきっかけ 

アズウェル株式会社・鷹羽社長インタビュー|自治体システムを支える仕事と起業のきっかけ 

みなさんこんにちは! 

今回は、自治体向けのシステム開発などを手がけるアズウェル株式会社の鷹羽社長にお話を伺いました。専門学校でコンピューターを学んでから起業するまでの歩み、仕事が減った9期目の出来事、自治体の仕事や今後の目標、若者へのメッセージを紹介します。社名の由来についてもお聞きしました。

鷹羽社長自身の言葉も、ぜひ動画でチェックしてみてください! 

鷹羽社長のプロフィール 

鷹羽 浩介(たかば こうすけ) 

愛知県出身。建築など、形になるものを作りたいと考えていました。大学受験がうまくいかず専門学校へ進み、そこで初めてコンピューターを使い、基礎やアルゴリズムなどを約4年間学びました。卒業後は、愛知県を離れる考えがなかったこともあり、前職の会社に入社。1年目の終わりごろから出張やシステムの切り替え作業を担当し、人から求められ、仕事を任されることが好きだったと振り返ります。 

リーマンショックのころに、多くの残業をしても残業代が出なくなり、手元のお金が減りました。当時は子どもが2人いて車も購入しており、仕事関係者や父親に相談。その後、アズウェル株式会社を設立し、現在は代表取締役を務めています。社名は「as well as」の綴りや意味を気に入って付けたそうです。 

インタビューで見えた鷹羽社長の経営哲学 

起業・経営者を志したきっかけ 

鷹羽社長は、もともと建築などの「形になるもの」を作りたいと思っていました。大学受験はうまくいきませんでしたが、専門学校の建築コースへ。しかし、授業では建築よりもコンピューターの基礎やアルゴリズムなどを学んだと振り返ります。 

前職では、入社1年目の終わりごろから出張に行くようになり、システムの切り替え作業なども担当しました。「求められていること」が好きで、仕事を任せてもらえることを好んでいたそうです。 

起業の理由を尋ねると、リーマンショックのころ、それまで支給されていた残業代が出なくなったことを挙げました。当時は子どもが2人いて、車も購入したところでした。付き合いのあるSIerなどに連絡しても状況は変わらず、父親にも相談しました。その後、アズウェル株式会社を設立しています。 

経営者としての挑戦 

設立後の苦しかった時期について、鷹羽社長は、コロナの翌年に当たる9期目を挙げました。当時は市役所の仕事が中心で、仕事量が足りなくなったといいます。一方で、社員の給料を下げることも、解雇することもできませんでした。「俺が悪いんだよね。じゃあどうしよう」と考え、社員に有給休暇を使って休んでもらうことも頭に浮かびましたが、仕事は少し残っていたためそれも難しかったと語っており、9期の決算でも赤字が出たと振り返ります。 

鷹羽社長が特に苦しかった時期として挙げたのは、コロナ禍の翌年に当たる9期目です。当時は市役所の仕事が中心で、仕事量が物理的に足りなくなりました。社員の給与を下げることも、解雇することもできず、「俺が悪いんだよね。じゃあどうしよう」と思い悩んだといいます。決算でも損失が出て、自宅への帰り道を遠回りしながら考え込むほど、追い詰められていました。 

そのとき鷹羽社長は、一緒に働くメンバーに「これ、どうしていったらいい?」と問いかけました。返ってきたのは「どうにかしますよ」という言葉。鷹羽社長は、そのやり取りを経て少しずつ気持ちが上向いたと振り返ります。10期を終えるころには業績も上向き、13期にはそれまでの損失を解消しました。 

現在は売上目標をあらためて共有し、社員それぞれの「付加価値」を高めていこうと話しています。苦しい状況を一人で抱えず、現場のメンバーと向き合った経験が、その後の経営につながっています。

 

現在の事業と未来への展望 

アズウェル株式会社は、自治体向けの基幹系システムをはじめ、民間企業向けの業務システムやデザイン制作を手がけています。鷹羽社長は、戸籍や住民票、保育園、子どもの医療費などを例に挙げ、自治体のシステムが市民サービスに関わっていることを説明しました。 

東京都内のある区からは、システムを標準化されたパッケージのまま使うと、市民サービスが従来の水準を100点とした場合に20点になってしまうという懸念から、ホームページを通じて相談があったそうです。担当者が話を聞き、同社が問題解決の一助となれると見込まれたことで、仕事につながったと話します。 

「100億円企業を6000社、日本に創出する」という目標について、鷹羽社長によると、初めは「10億円企業」と書いていましたが、先輩から「100億にしろ」と言われたそうです。100億円を達成しなくても、そこに近づく企業が増えることで、働く人たちの付加価値も上がるという考えを語りました。

 

若者へのメッセージ 

将来に迷っている学生や、一歩を踏み出せない若者に向けて、鷹羽社長は「若いうちはチャレンジするしかない」と語りました。「でも、だって、だから」と言い訳をする前に、まず自分で見たり、経験したりしてほしいとのことです。向き・不向きも、経験して初めて分かると話します。何かを習得するのは簡単ではないとも付け加えました。 

自治体や地域を支える仕事に関心のある若者には、自分たちが生きる環境や今いる状況を考え、人に言われて動くだけでなく、自分で考えて動くことの大切さを話しました。また、日々のスキルの積み重ねが明日の自分を作ると考え、「未来に新しい自分を作れるように、今を楽しくしてもらえれば」と伝えています。 

まとめ 

鷹羽社長の話から見えてきたのは、目の前の課題から逃げず、人と向き合いながら次の行動を考える姿勢です。仕事が減った時期には社員に率直に相談し、現在は一人ひとりの付加価値を高めることに取り組んでいます。進路に迷ったときも、まず経験を重ねることが未来の選択肢を広げるのかもしれません。苦しい時期の心境や若者への言葉は、ぜひ動画で確かめてみてください。 

インタビュー動画

最後に 

特に心に残ったのは、苦しい局面で社員に相談したときの「どうにかしますよ」という言葉です。市民の暮らしを支えるシステムに向き合う鷹羽社長も、周囲の人に支えられながら経営を続けてきたことが伝わりました。 

進路に迷う学生には、「まず自分で見て、経験してみる」という言葉を持ち帰ってほしいです。 

鷹羽社長、貴重なお話をありがとうございました! 

会社概要  

会社名:アズウェル株式会社 
所在地:〒450-0003愛知県名古屋市中村区名駅南1-16-28  
代表者:鷹羽 浩介 
設立年:2012年  
事業内容:機器の開発並びに企画、デザイン・設計、開発、販売、保守、賃貸/モバイルデバイスアプリケーションとそのサービスの企画、デザイン・設計、開発、販売、保守、賃貸/コンピューターソフト、 ハードウェア並びに周辺機器の導入指導及びコンピューター利用に関するコンサルタント業務 他 
URL:https://www.as-well.co.jp/ 

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