赤字企業を立て直す方法とは?──あしたのチーム赤羽社長の経営再建ストーリー

赤字企業を立て直す方法とは?──あしたのチーム赤羽社長の経営再建ストーリー

みなさんこんにちは!
今回は、人事評価制度の設計と運用支援を手がける、株式会社あしたのチームの赤羽社長にお話を伺いました。
前半では、エンジニア・コンサル経験を経て「仕組み×運用」にこだわるようになった背景や、コロナ禍で代表就任を決断した理由を。
後半では、V字回復を導いた組織改革や、“信じて任せる”というリーダーシップの変化、そして若者へのメッセージをお届けします。
ぜひ動画でチェックしてみてください!

赤羽社長のプロフィール

赤羽 博行 (あかはね ひろゆき)

大学では化学を専攻。卒業後は製薬会社の内定を得ていたが、大学3年時にApple日本法人を見学し、ITの可能性に惹かれて進路を転換。
パソコンを自由に使わせてもらった経験や、Windows95の登場がきっかけとなり、システムエンジニアとしてキャリアをスタート。
その後、コンサルティング会社に転職し、人事制度設計などの仕組みづくりに従事。
「作って終わりではなく、成果まで見届けたい」という想いから株式会社あしたのチームに入社。
CFOを経て代表取締役に就任し、コロナ禍での経営再建に挑んだ。

インタビューで見えた赤羽社長の経営哲学

起業・経営者を志したきっかけ

赤羽社長が経営を意識し始めたのは、コロナ禍で会社が3期連続赤字という厳しい状況に直面した時でした。当時はCFOとして事業計画を担当し、会社の現状や財務面を最も理解していた立場でもありました。
「代表として自分がすべて意思決定できるのだったら、間違いなく黒字化できるなという勝算があった」と考えていたことが、代表就任を受ける大きな理由になったと語ります。
また、株主や金融機関、自らが採用した社員とその家族など、多くの関係者の存在も、決断を後押ししました。「自分にしかできない」「何とかしなければならない」という強い使命感が芽生え、責任を引き受ける覚悟が固まっていったといいます。
赤字が続く組織を立て直すという重圧の中で、赤羽社長は「やらなくてはいけない」という想いを原動力に、経営者としての第一歩を踏み出しました。こうした背景が、赤羽社長が経営の道へ進む大きなきっかけとなりました。

経営者としての挑戦と組織改革

代表就任時、会社は3期連続赤字という厳しい状況にありました。
当時CFOだった赤羽社長は、自ら事業計画を立て、「必要な投資に絞り込み、もう一度会社を作り直す」という覚悟で社長に就任。
就任後は、「本業に原点回帰する」という方針を掲げ、それまで色々なことに手をつけていた状況を見直しました。サービスそのものは変えていないものの、社内体制を大きく再編。特に営業偏重だった組織を改め、100名以上いた営業のうち約80名をカスタマーサクセス部門へ異動させ、「既存顧客を大切にする」運営へと転換することで解約率を減らしました。
一方で、経営再建のために60名の早期退職募集を決断。
「全員の雇用を守りたい」という思いと「会社を存続させねばならない」という責任の間で最後まで悩み抜いたといいます。
「結果的にあの判断をしなければ、今の会社はなかった」と語るように、厳しい選択と組織改革がV字回復の礎となりました。

現在の事業と未来への展望

現在のあしたのチームは、人事評価制度の設計から運用支援までを一貫して行っています。
上司と部下の目標設定、進捗入力、面談履歴などをクラウド上で管理し、企業の「今」を見える化。
そのデータをもとに、リモートで的確なコンサルティングを提供し、離職率の改善や採用力・生産性の向上といった成果へと導いています。
特に、人事部門が十分に整備されていない企業に対しては、伴走支援が仕組みの定着を左右する重要な役割を果たします。「自走が難しい企業ほど、私たちが寄り添い続ける必要がある」と赤羽社長は語り、結果に責任を持つ支援姿勢を貫いています。この“仕組み×運用×伴走”の組み合わせこそが、同社の大きな強みであり、企業が継続的に成長していくための基盤をつくっています。

若者へのメッセージ

「失敗を恐れないでほしい。失敗しない人生は、挑戦していない人生です。」
赤羽社長はそう語ります。
失敗や挫折を経験したときこそ、自分を見つめ直すチャンス。
「なぜ失敗したのか」を徹底的に振り返ることで、次に生かす力が身につくといいます。
成功も同じで、「なぜ成功したのか」を分析しなければ、成長は続かない。
「過去は変えられないけれど、未来は変えられる。だから前を向く」と話します。
「小さい頃は夢を持っていても、大人になると忘れてしまう」と語り、まずは自分の“本当にやりたいこと”を見つめ直す時間を持ってほしいとメッセージを送りました。

まとめ

赤羽社長の経営哲学には、「仕組みを作って終わりではなく、運用まで伴走する」という強い姿勢が一貫していました。制度づくりと運用支援を組み合わせ、成果が出るまで寄り添う在り方は、これまでの経験から導かれた信念です。
また、社員を信じて任せるリーダーシップや、挑戦と失敗を成長の糧とする考え方も印象的でした。企業が抱える課題に真摯に向き合う姿勢から、多くの学びが得られます。ぜひ動画で、赤羽社長のリアルな言葉をチェックしてみてください!

インタビュー動画

前半動画

後半動画

最後に

インタビューを通じて感じたのは、赤羽社長の誠実さと覚悟です。
「信じて任せる」という言葉には、苦境を乗り越えた経営者の重みがありました。
失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢は、これから社会に出る若者にとって大きな勇気を与えてくれます。
貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
ぜひ動画で赤羽社長の想いを感じてください!

株式会社あしたのチームの詳細についてはこちら!
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会社概要

会社名:株式会社あしたのチーム
所在地:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
代表者:赤羽 博行
設立:2008年9月
事業内容:人事評価制度の構築・運用、人事評価クラウド、1on1コーチング、パフォーマンスデザインプラットフォーム、ウェルビーイング/組織改善ツール、オンライン学習ツール、エンゲージメント向上ツール
URL:https://www.ashita-team.com/

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